アトピー治療には東洋医学が適している?

アトピー治療には東洋医学が適している?

アトピー治療には、東洋医学が適していると言われています。
かゆみを伴う発疹が繰り返しおこるアトピー性皮膚炎は、アレルギー疾患のひとつです。
アレルギー疾患は世界的にも増加傾向にあり、日本人の3人に1人は何らかのアレルギーを持っているという統計が出ています。
 アトピーが発症する原因はひとつではなく、食事やストレス、環境などによるほか、遺伝的体質が深く関わっていると言われ、また症状も人により千差万別なので、治療が難しい病気のひとつです。
詳しい原因がわからないということは、「検査で原因を突き止め取り除く」という考えが基本の西洋医学よりも、「体質を改善し内側から治す」という考えのもとに免疫力の向上をはかる東洋医学のほうが、アトピー治療に向いていると言えるでしょう。
また、西洋医学治療で使われるステロイド軟膏の副作用を心配する声も多く、漢方を主体とする東洋医学に軍配があがります。
 東洋医学では、気血水が体を構成する重要な要素と言われ、それらの過不足が病を引き起こすと言われています。
東洋医学では、アトピーを風湿疹と呼び、生まれつきの体質にストレスなどの精神的なものやアレルゲンにより、気と血が調和しなくなるために発症すると考えられているのです。
ただ、東洋医学は体質改善をベースにしているため、結果があらわれるまでには時間がかかるのが難点です。
 このため病院などでは、東洋医学で根本的な体質改善をしながら、西洋医学でその時々の症状に対処していく複合的なアトピー治療が行われるケースも多くなっています。
さて、東洋医学の治療と言って思い浮かぶのは、漢方薬と鍼です。
 もともと、病気の予防や体質改善、原因不明の体調不良、アレルギー性疾患などの改善に使われる漢方薬なので、体質や生活習慣、アレルギーに深く関わっているアトピー治療にはとても有効であると考えられます。
東洋医学の漢方処方におけるアトピー治療での注意点は、その人の体質や気管支炎などアトピー以外の合併症状を考えることです。
これは鍼灸治療にも言えるでしょう。
鍼灸でのアトピー治療も研究が進み、効果的なツボをつき、症状を軽減したり体質改善へと結びつけたりしています。
 東洋医学によるアトピー治療では、薬害が少なく患者の体への負担も軽いことから、今では多くの人が漢方薬や鍼灸で体質改善を図っています。

ただし前述のとおり、体質改善には時間がかかり、また劇的に変化するものでもありません。
 しかし東洋医学の理念である体質改善は、アトピー治療に限らず、すべての病を未然に防ぎ、免疫力を高めるもので、健康を維持するために有効です。
アトピー治療と共により健康な体づくりをするのに一石二鳥です。

アトピー治療には東洋医学が適している?関連ページ

アトピー治療には漢方が効く?
アトピーと漢方
アトピーには漢方が効く?